道を歩いていると時々野良猫たちに遭遇することがある。こっちを見つめている顔がとても愛らしく、こちらから近寄って行こうとするが、そこには猫たちなりの立派な法則があり、一定の距離範囲外では寝転んだり毛繕いをするが、範囲内に入ってしまうと咄嗟に立上って再び距離を保ち、接近させないという野生の道理が存在している。

　毎日の様に近くで見かけると、一度手なずけてみたい気持ちが強く湧いてくる。ならば家の片隅に、餌となるものを置いてみるとどうなるのか試してみた。

　当初幾日も変化はないが、何時しか知らず知らずの内に餌が無くなってくる事に気づく。いつ何処で誰が？その正体はきっと野良猫たちの仕業だと思う。

　そして餌を出し続けていると、やはり野良猫たちの姿を頻繁にすぐ身近で見かけるようになってきた。そうなると、それらの様々な行動が気になり、それならばと遊び心で記録してゆくことにした。

2004/09 月頃〜

通称「ニャン太」♂大型

推定 6.0kg

接近可能距離 3m

　よくご飯を食べに訪れ、今まで来た猫の中では一番大きいが、この後登場する「コテツ」と一戦交えその後見かけなくなってしまう。

2004/10 月頃〜

通称「コニャン太」♂中型

推定 4.5kg

接近可能距離 5m

　最初はよく似ていたので「ニャン太」かと思っていたが、よく見ると違った。若干小ぶりなので「コニャン太」にした。

同じくこの後登場する「コテツ」に場を奪われたのかこの後めっきり見かけなくなってしまう。

2004/11月頃〜

通称「クロ」♂大型

推定 5kg

接近可能距離 5m

警戒心が強く、近くに寄れない。夜間
によく現れ真っ黒でとても綺麗。

一度「コテツ」と接近遭遇したが、「クロ」は
喧嘩は好まず、そ〜っと横切り去って行った。

2004/12月頃〜

通称「小鉄」♂大型

推定 5.5ｋｇ

接近可能距離 5m

昼も夜も出現、筋肉質で図体でかい

頭、首、胸が大きく喧嘩っ早い。

夜間の喧嘩声で外を覗くと必ず参加している。

2005/03月頃〜

通称「ダイ」♂大型

推定 5kg

接近可能距離 30cm

　新しく縄張り内に来た新顔で、初めてさわれた野良猫、人懐っこい！しかし「コテツ」と因縁のライバルとなる。

2005/05/01

中型、♀　推定3kg

「ダイ」と「コテツ」の喧嘩の最中に

聞き耳を立て硬直していた。

時々見かける。

2005/05/15

通称「チャボ」♂大型　推定5kg

放浪中なのか？迷い込んで来て、「ダイ」と

鉢合わせして喧嘩となり、追い出されるが・・

2005/06/23

中型、♂　推定4.5kg

　ニャン太でも無ければ、小ニャン太でも無い！子孫関係があるのか？此の辺ではこの手の雉トラをよく見かける。

　ダイに見つかり喧嘩を売るが、あっさり追い払われる。

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